岩沼ダイアリー

【岩学(いわがく)・農(の)・ダイアリー VOL.5】     令和5年12月27日(水) 

農閑期 ~Part2 イチゴ~

 

 秋冬野菜の収穫・販売が一段落し、生徒は冬期休業に、農場は農閑期に突入しました。

 1年生の農業では、これまでの露地野菜に加えて、イチゴの施設栽培を行う予定です。

 先日、宮城県農業高等学校からイチゴのウイルスフリー苗(品種とちおとめ)を提供してもらいました。本校には暖房や電照等の促成栽培用の施設がないため、既存の物を工夫して活用し栽培を開始しました。

 11月初旬、イチゴ専用培土に様々な用土を混ぜてかさ増しを図り、花苗用の65型プランターに充塡後、苗を植え付けました。その後、土の表面に稲わらを敷き詰め、その上に黒のビニールマルチを施し保温対策をしました。

 12月になり、花芽がつき始め、画筆を用いて1つ1つ人工授粉をしています(本校には温室が1棟のみで、共用スペースのため、授粉用の蜂を飼うことができません)

 冬期休業中は、温度管理を毎日行い、定期的に養液散布や病害虫防除をしていく予定です。

 休業開け、プランターにたわわに実るイチゴとそれを見て喜ぶ生徒の姿を夢見て、地道に管理をしていきます。