岩沼diary
ソフトボールの東日本大会に参加しました
9月15日、16日にシェルコムせんだいと利府楽天球場を会場にソフトボール大会が開催されました。全国から県や市の代表として認められた8チームが出場しました。岩沼高等学園は唯一の高等学園チームとして出場しました。
15日に1回戦で岩手県チームに敗戦しましたが、持てる力を十二分に発揮することができました。16日は、元オリンピック選手の山田恵理さん率いるスポンサー企業の経営者チームと対戦しました。本校ソフトボール部は、センターの背走してのダイビングキャッチも飛び出し、勝利することができました。
今回は、都内の企業が初めて大会を主管し、クラウドファンディングで支援金を集めながら開催された大会です。佐藤宗之さんが始球式をおこなったり、オリンピアンの山田恵理選手、神山みどり選手、洲鎌夏子選手とのドリームマッチやクリニックがあったりと大盛況の大会でした。
本校のメインスポンサーになった株式会社オフィスバスターズの天野会長には、チームを盛り上げていただきありがとうございました。
寄宿舎 夏季休業中の様子
生徒達は夏季休業に入り、長期帰省していました。毎年、この夏季休業期間中の寄宿舎職員は、普段行き届かない場所の掃除や様々な研修にも取り組んでいます。時には部活で一緒に汗を流すことも・・・。また、今年度は、県内の寄宿舎指導員が一堂に会する、寄宿舎設置校連絡協議会が本校を会場に行われ、その準備と研修の主催も担当しました。夏季休業明けに生徒達が戻ってくる日を楽しみにしながら、日々、様々な準備を行いました。
寄宿舎 生活体験学習
今年も1年生の第一回生活体験学習が行われました。生活体験学習とは、1年生が将来の生活を見据え、生活訓練棟を利用して一人暮らしを体験する学習です。買い物から調理、掃除やごみの分別の仕方など自立と社会参加に向けた学習に取り組みます。今回は1泊2日の期間で実施しました。初めて利用する生活訓練棟の施設に戸惑いながらも一生懸命に日課に取り組む様子が見られました。
次回は第2学期に3泊4日の生活体験を行います。さらに沢山の経験を積んでステップアップしてほしいと思います。
ウイングカップソフトボール大会(福井県)に出場しました。
7月13日、14日に福井県あわら市で行われたソフトボール大会に、「オール宮城クラブ」のメンバーの一員として、本校の生徒が参加しました。この大会は30年近く続く大会で、障がい者のソフトボール大会としては、国内で最も歴史のある大会です。
オール宮城クラブは、神戸、福井に勝利したものの得失点差で、惜しくも2位となりました。
選手は、「初めての遠征で、いろいろな選手と戦えて楽しかったです。」「うまくプレーできないところもありましたが、ピッチャーをさせてもらってうれしかったです。」と感想を述べていました。
企業対象学校見学会
6月20日(木)に企業の皆様を対象としました学校見学会を行いました。今年は65名、43社の企業様に御参加いただいての開催となりました。
本校の特色でもあります専門教科の授業及び1年生の生活の場であります寄宿舎も含めて見学していただきました。また今年度の講話は、『アイリスオーヤマ株式会社障がい者雇用について』というテーマで、アイリスオーヤマ株式会社 スペシャルパートナー事業部 統括マネージャー 高野英夫 様を講師にお招きし、会社が求める人間像、社内での仕事の切り出し方、定着のための雇用後の面談やサポート等について具体的に分かりやすいお話をいただきました。
お忙しい中、参加していただきました皆様ありがとうございました。なお、あいにく当日参加できなかった企業の皆様におかれましては、個別に対応させていただきますので、是非ご連絡ください。
寄宿舎 地域清掃
5月の連休明けから、グループに分かれて学校周辺の清掃に取り組んでいます。毎年実施している活動で、奉仕の精神を養うことを目的に行っています。場所によってはゴミが多く落ちているところもありましたが、皆で協力しながらきれいにすることができました。終了後には、水分補給をしながら清掃をやってみての振り返りを行い、次の活動に繋げています。今年度は11月まで、定期的に活動を行う予定です。
卒業生が、職場の方と来校しました。
今年の3月に卒業した卒業生が、職場の方と一緒に学校を訪問してくださいました。職員室で先生方に挨拶した後、照れくさそうに自分の名刺を先生方に渡している姿は微笑ましかったです。入社して3ヶ月、大人になり成長した姿を見て先生方は笑顔いっぱいでした。
6/2(日)障害者スポーツ大会陸上競技参加(仙台市陸上競技場)
6/2(日)障害者スポーツ大会陸上競技参加
標記大会に陸上競技部員が参加しました。この大会は障害をもつ選手が主役になり、体力の維持・増進を図り、スポーツの楽しさや喜びを実感し交流の輪を広げるといった目的で、毎年行われています。
参加した2,3年生は職場実習の合間の参加となり、練習や調整の時間が限られていましたが、各種目で気持ちを最大限集中させ競技に挑み、好成績を残しました。
<100m>
3年佐藤健琉13"33(組1位/8人中,向かい風1.1m),2年石川竜太朗13"33(組1位/8人中,追い風0.2m)
<200m>
木村光希24"68(組1位/4人中)
<1,500m>
3年湯田涼介5'25(組3位/8人中), 3年大場空5'35(組2位/7人中), 2年佐藤涼太5'39(組6位/8人中),
2年大場在真6'24(組3位/7人中)
<立幅跳>
2年石川竜太朗2m52(組1位/5人中),2年木村光希2m23(組3位/5人中),2年大場在真2m09(組4位/5人中)
3年湯田涼介1m91(組2位/6人中), 2年佐藤涼太1m26(組6位/6人中)
<走幅跳>
3年佐藤健琉5m31
<4×100mリレー>
1走:湯田涼介,2走:大場空,3走:木村光希,4走:佐藤健琉 組6チーム中1位
【岩学(いわがく)・農(の)・ダイアリー VOL.8】
【岩学(いわがく)・農(の)・ダイアリー VOL.8】 カブトムシ由来の肥料を作る 令和6年5月31日
『概要』
・カブトムシ幼虫の糞を用いて、岩学オリジナルの有機質肥料(以下、ビートルコンポスト)を作りました!
・ビートルコンポストは、地球にやさしく、野菜を美味しくします!
2年生の農業では、野菜や草花の栽培に加えて、カブトムシの飼養を行い、地域資源を活用した持続可能な農業と地域交流を実践しています。
これまで、長期休業中は生徒が幼虫を持ち帰り、学校では授業の中で飼養管理の他に観察や体重測定を実施し成長を見守ってきました。
さて、カブトムシ幼虫の飼養にはマットが必要です。私たちは、岩沼市にある(株)一路 様からキクラゲ栽培に用いた廃菌床を譲り受け、マットとして活用しています。幼虫を健康的かつ理想的な体重にするため、月1回のマット交換を行ってきました。使用済みのマットをふるいにかけ、糞を取り除いたものと新しい廃菌床とを半々に混ぜて使用しています。これまで住み慣れたマットに栄養を添加することで、幼虫はストレスを抱えずに、成長が促進されます。
近年、化学肥料が高騰し、数年前の倍近くの価格で販売されています。化石燃料や鉱物等の枯渇性資源から合成され、ほぼ全量が海外由来のものであり、世界的な需要の増大やロシアのウクライナ侵攻により輸出が停滞していることが高騰の要因とされています。現在、日本政府は化学肥料を減らす取り組みを支援し、国内資源を活用した資源循環的な農業に転換するための1つの手段として有機質肥料の使用を推奨しています。
当校では、生徒が農業を取り巻く社会情勢を理解し、我々ができる課題解決策として、先日、幼虫糞を用いたビートルコンポストの作成に取り組みました。動物由来の原料(カブトムシ糞、鶏糞、魚粉、骨粉)と植物由来の原料(油かす、米ぬか、草木灰)、そして、発酵促進材(水、ヨーグルト、納豆、イースト、砂糖を混ぜ、発酵させたもの)を混ぜ合わせ、水分調整を行った後、好気的環境下で発酵させました。その後は水分調整と切り返しを適切に行い、無事に完成しました。いずれの原料も身近にあるもので、容易に入手することができます。また、環境にやさしいだけではなく、畑に施用すると土壌の物理性が改善したり、野菜の食味がアップしたりとたくさんのメリットがあります。一方、作成に手間と時間がかかり、大量生産ができないためにコストがかかる等のデメリットもあります。
今後は、ビートルコンポストの肥効性や各野菜の栽培に合った施肥量の見極めを進めていきます。また、化学肥料を用いた場合との野菜の生育やコストの比較も調査します。そして、ある程度の野菜の収穫量を見込めた場合は、有機JASやノウフクJAS制度の認証にも挑戦していきたいです。
寄宿舎 生活の様子
今年度の寄宿舎生活が始まってから、約2ヶ月が過ぎました。生活が始まった当初は、緊張している様子が見られた1年生も、少しずつ生活にも慣れ、掃除や洗濯などに一生懸命取り組んでいる様子が見られました。また、余暇時間では談話室でテレビを観たりゲームをしたりするなど楽しく過ごしています。1年間の寄宿舎生活の中で、様々なことにチャレンジして頑張ってほしいと思います。